営業区域とは タクシー求人「大阪府」おすすめの会社

タクシーの営業区域って何?

営業区域とは

タクシードライバーとして働くには、関係する法令を順守しないといけません。守るべき法律には例えば道路交通法がありますが、他にも営業に関連して注意したい法律があります。それは営業区域に関する法律です。「道路運送法」という法律があって、その第20条ではこう書かれています。

 

「一般旅客自動車運送事業者は、発地及び着地のいずれもが、その営業区域外に存する旅客の運送(路線を定めて行うものを除く。)をしてはならない」。つまりタクシードライバーがどこで働けるかを定めています。一定の営業区域内で活動しないと法律違反になってしまいます。

 

タクシードライバーというとどこでも自由に働けるイメージがあるかもしれませんが、実際には法律によって統制されているんですね。この法律を破ると当然罰則の対象になります。乗務員証を停止させられたり、営業停止処分が出たりします。

 

仮にドライバーに罰則がいかなくても会社に制裁があったりするので、絶対にこの法律は守らないといけません。ちなみに全国には600以上の区域が存在しています(平成21年時点)。

 

大阪の営業区域の区分けはどんな感じ?

大阪の営業区域に関して言うと、営業エリアは7つに分けられています。

 

  • まず「大阪市域交通圏」です。この圏内には大阪市、豊中市、吹田市、堺市、守口市、東大阪市、八尾市、門真市が含まれています。
  • 北摂交通圏」は別のエリアです。これには池田市、高槻市、茨木市、箕面市、摂津市、島本町が範囲に含まれます。
  • 泉州交通圏」というエリアもあります。これには岸和田市、貝塚市、和泉市、泉南市、泉佐野市、忠岡町が入っています。
  • 続いて「河北交通圏」ですが、こちらは枚方市、寝屋川市、大東市、四條畷市、交野市を含んでいます。
  • 河南B交通圏」には富田林市、河内長野市、大阪狭山市と南河内郡の各町村が入ってきます。
  • 河南交通圏」は松原市、羽曳野市、藤井寺市です。
  • 最後に「豊能郡」ですが、豊能と能勢の各町が入っています。

 

営業区域におけるドライビングはどう制限されるか?

営業区域とは

では具体的に営業区域内でどんな働き方をしないといけないか見てみましょう。例えば大阪市域交通圏に事業所を置くタクシー会社に勤めているとします。所在があるのは大阪市です。その場合は同じ交通圏の他の市にまたがって営業することが可能になります。

 

つまり大阪市以外に豊中市、吹田市、堺市、守口市、東大阪市、八尾市、門真市でOKということです。しかしそのドライバーは他の交通圏で営業してはいけません。つまり北摂交通圏の池田市とか、泉州交通圏の岸和田市とか、河北交通圏の枚方市とか、河南B交通圏の富田林市とか、河南交通圏の藤井寺市などでは営業してはいけないのです。

 

もし他の営業区域の方が客を多くつかまえられるからといって、そこで勝手に働きだしてはいけません。

 

営業区域外にお客が行きたい場合はどうするの?

ここで一つ疑問が浮かびます。もし営業区域内で載せたお客さんが、自分の営業区域外の目的地に行かないといけない場合はどうしたらいいでしょうか?

 

実はこの場合はそのお客さんを乗せることができます。営業区域外に行かないといけないとしても、そのお客を乗せたのは営業区域内だからです。

 

例えば大阪市域交通圏の大阪市で乗せた客は、北摂交通圏の池田市に運送できるということです。では逆に池田市でそのお客を降ろした後に、今度は池田市で別の客を乗せて、自分の営業区域のどこかの町に届ける場合はどうでしょうか?この場合もOKです。

 

営業区域外で客を拾いましたが、最終的に営業区域内でそのお客を降ろすからです。要はある客を乗せる場所、降ろす場所のどちらかが営業区域内であれば大丈夫だということです(自分の営業区域内を貫通するのもNG。発着の場所が区域内でないとダメ)。

 

ではもし営業区域内で乗せた客を営業区域外まで連れて行って、そこから特に誰も営業区域内に向かう客が現れなければどうでしょうか。その場合は空車または回送で引き返す必要があります。基本的にタクシー運転手は乗車拒否をしてはいけないことになっていますが、営業区域に関連しては別の話になります。

 

仮に誰かが手をあげてタクシーが止まったのに、目的地を言ったら乗せてくれなかったとしたらそれは乗車拒否ではありません。単純に営業区域上法律違反になるので断られたということです。

 

そのタクシードライバーからしてみれば、そのお客を乗せることに実はメリットがあるかもしれません。ですから本心は「乗せたい」可能性がありますが、法律上ダメになってしまうんですね。

 

営業区域を考えて会社選びをしよう

タクシードライバーとして未経験の人は会社選びに慎重にならないといけませんが、会社を考える時は営業区域のこともそれなりに考慮すると良いでしょう。

 

タクシー会社は営業所をいくつか持っていますが、勤務地を選べるのであればどんな営業区域にあたるのかを事前に聞いておくといいですね。どこがベストか把握するのは難しいですが、やはりタクシー利用客が多い所が理想的なので、転職サイトなどを使う時はその点も相談しておきたいところです。